市販でもダイエット効果が期待できる薬ってあるの!?薬剤師が解説！

こんにちは。株式会社スリーピースコーポレーションの薬剤師、菅野です。

「体重が増えてきたけど、仕事や家事で忙しくて運動する時間がない…」とお悩みの方はいらっしゃいませんか？

そんな方に一度試していただきたいのが、市販薬やダイエットサプリメントです。

中でも注目されているのが、「アライ」という薬。

アライは、最近発売された内臓脂肪減少薬です。食事に含まれる脂肪の吸収を抑えることで、摂取カロリーを抑える効果が期待できます。

もちろんアライだけでなく、ダイエットサプリは様々な種類があり、ダイエットに挑戦する方の強い味方になります。

でも「市販薬やサプリメントって、本当に効果があるの？」と疑問に思う方も多いかもしれませんね。

そこで実際の体験談や薬剤師目線でのアドバイスを交えて、その効果や選び方を詳しく解説します。

まずは第一歩、サプリメントや市販薬でダイエットをスタートしてみたいという方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

市販のダイエット薬が向いているのはどんな人？

市販のダイエット薬は、忙しくて運動する時間がなかったり、手軽にダイエットを始めたいと思っている人にぴったりです。

処方薬と違い、サプリメントはドラッグストアやオンラインで比較的簡単に手に入ります。

そのため、普段の生活をしながらも、自然に取り入れやすいです。

自分のペースでダイエットを続けたい人や、健康的に痩せたいと考えている人にとって、市販のダイエット薬は強い味方になってくれます。

まずは、自分の体質やライフスタイルに合った製品を選んでみましょう。

市販のダイエット薬を上手に使えば、無理なく理想の体型に近づけるかもしれません！

市販の内臓脂肪減少薬「アライ」が登場

現在ダイエット薬として注目されているのが「アライ」です。

アライは本来体内に吸収するはずの脂質を、そのまま体外に排出するというお薬。

具体的には、食事に含まれる脂肪の約25%の吸収を阻害する働きがあり、摂取カロリーを抑えられます。

脂質はg単位のカロリー数が高いため*、脂質の吸収を抑えるというのはダイエットに効果的なんです。

特に、脂っこい食事が多い生活を見直したい方には、ぴったりではないでしょうか。

アライは1日3回、食事の直前に服用するだけなので、普段の食事内容を大きく変える必要はありません。

（*・・・F：脂質は1gあたり9kcal。C：糖質は1gあたり4kcal。ちなみに残りの3大栄養素であるP：タンパク質は1gあたり9kcalです。）

どうやって購入するの？

「アライ」は要指導医薬品になるため、薬剤師からの説明を受けたあとに購入できます。

まずは近くの薬剤師がいるドラッグストアに足を運んでみるのがいいでしょう。

調剤薬局でも購入ができるので、相談するのも一つの手です。

アライは誰でも購入できるわけではなく、腹囲などをチェックシートを用いながら、服用に適しているかを判断します。

場合によっては、薬剤師の判断によって販売できない、もしくは医療機関の受診を勧めることもあるので注意しましょう。

気になる効果と注意点

アライは、食事に含まれる脂肪の吸収を抑えることで、カロリー収支を改善します。

具体的には、食事の脂肪を体外に排出しやすくすることで、徐々に内臓脂肪を減らすのです。

アライの継続摂取により、ウエスト周りのサイズダウンや体重減少が期待できます。

しかし効果を実感するためには、注意点や副作用も把握しておきましょう。

アライの特異的な副作用は「下痢」です。

特に脂っこすぎる食事を摂ると、アライの作用で下痢を起こすことがあります。

この下痢は比較的よく起こる副作用で、場合によってはかなりひどい症状になることも報告されているんです。

体験者の中には、漏らしてしまったり、オムツを履いて過ごすことになったという方も。

自然界にも同様の現象があり、「バラムツ」という魚を食べると、油分による下痢を引き起こすことがあります。

アライを使用する際は、脂肪の多い食事を控えると副作用を抑え、安全に使用できるでしょう。

ダイエットサプリを選ぶなら機能性をチェック

ダイエットサプリを選ぶときは、まずその機能性を確認しましょう。

最近では、脂肪燃焼を助けるもの、糖の吸収を抑えるもの、代謝をコントロールするものなど、さまざまなタイプのサプリが登場しています。

3種類の機能性食品の違い

機能性食品には、一般的に以下の3種類があります。

それぞれの違いを理解することで、自分に合ったサプリを選びやすくなりますよ。

脂肪燃焼系

脂肪燃焼系のサプリは、運動によるカロリー消費をさらに増してくれます。

代表的なサプリには、ブラックジンジャー、L-カルニチン、ヒドロキシクエン酸などの成分が含まれています。

これらの成分は代謝を促進し、運動時に脂肪などを効率的にエネルギーに変換できるようになるのです。

運動前に摂取することで、エネルギー消費が効率的になり、運動によるダイエット効果を最大限に引き出せます。

糖質・脂質吸収抑制系

特に糖質・脂質吸収抑制系のサプリは、食事からのカロリー摂取を抑えたい方におすすめです。

糖分の吸収を抑える、難消化性デキストリン、サラシアなどのトクホ成分が代表的でしょう。

また自然由来の成分である「桑の葉」にも血糖値の上昇を抑える効果があります。

難消化性デキストリンに関しては、難消化性デキストリンはダイエットに効果がある？飲み方や副作用を解説で詳しく解説しています。

気になる方は、ぜひチェックしてください。

腸内環境改善系

腸内の環境を整えるいわゆる「腸活」をサポートするサプリメント。

腸は食物を消化吸収、また排泄までを司る大事な器官です。

腸内の環境を整えるだけで、ダイエットが成功したという話は珍しいことでは有りません。

腸内環境改善系のサプリメントは

善玉菌を経口摂取する
腸内細菌を増やすためのサプリメント
それらの複合タイプ

などがあります。

自分に合ったタイプを選ぶのが大切

自分に合ったダイエットサプリを選ぶことは、ダイエットの効率を考える上でも非常に大切です。

例えば、食べ過ぎが気になる人には、カロリーカット系のサプリがおすすめです。

一方で、運動を積極的に行う人には、脂肪燃焼系のサプリが効果的でしょう。

ここからは代表的なサプリメントと、系統別にオススメのポイントを解説していきます。

カロリーカット系

代表的なサプリメント

食べすぎてしまった・・・という場合、もしくは普段からサプリメントを服用しているとカロリー収支が安定してくるのでオススメです。

脂肪燃焼系

代表的なサプリメント

燃焼系のサプリメントは、普段からよく動く方にオススメ。

またはダイエットの手始めに、ウォーキングなどの軽い運動を取り入れてみようという方が併せて服用するのも良いでしょう。

大人のカロリミットは、ブラックジンジャーだけでなく、桑の葉エキスも配合。

色々な効果でダイエットにアプローチができるので、まずダイエットを始めてみようという方にオススメのサプリメントです。

整腸系

代表的なサプリメント

腸リズム

整腸系のサプリメントならば、こちらを選んでおけば間違い有りません。

医療レベルの善玉菌・穀物発酵エキスを配合。

ファスティングのベースサプリメントに用いられるなど、その効果はダイエットだけにとどまりません。

腸内環境を整えることは、肌の調子にも良い影響を与える可能性も大！

無理なくダイエットしたいなら漢方がオススメ！

無理なくダイエットをしたい人には、漢方薬をオススメ。

漢方薬は、自然由来の成分を使用しており身体に負担がかかりにくいからです。

ダイエットは基本的に長期間にわたります。

身体に負担をかけにくく、体質を改善していく漢方薬はダイエット向けと言えるでしょう。

ただ漢方薬はやみくもに服用すれば良いというわけでは有りません。

自分の体質や悩みに合った漢方を選ぶと、ダイエット効果を実感しやすくなりますよ。

漢方は肥満治療にも使われている

漢方薬は、肥満治療の一環としても用いられており、特に内臓脂肪の減少や体質改善を目的に処方されます。

肥満は単に脂肪の蓄積だけでなく、体のさまざまな不調が関与していることが多いため、漢方は体全体のバランスを整えることで根本的な改善を図ります。

特に防風通聖散は、肥満に対する効果が期待される代表的な漢方薬です。

防風通聖散については、防風通聖散で痩せる！その効果的な服用法と注意点を薬剤師が解説します！で詳しく解説しています。

気になるという方は参考にしてください。

期待できるダイエット効果は？

漢方薬によるダイエット効果は、代謝の促進、むくみの改善、便秘の解消など多岐にわたります。

体内の老廃物の排出、いわゆるデトックスが促進され、脂肪の分解・燃焼が効率的に行われるんです。

さらに、食欲の調整やストレスの緩和にも効果があるため、無理なく体重を減らせるでしょう。

漢方は長期的な視点での体質改善を目指すため、健康的なダイエットに向いています。

ダイエット向けの漢方薬については、「ダイエット漢方」で健康的に痩せたい！薬剤師が解説する減量に効果的な漢方の使用方法と注意点で詳しく解説しています。

漢方についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひチェックしてください。

サプリや漢方を飲む際の注意点

サプリや漢方を飲む際には、以下の注意点を押さえておきましょう。

まず、飲むタイミングは製品によって異なりますが、一般的には食前や食後に指定されることが多いのです。

特に食前で指定されているお薬は「カロリーをカットするのに効果的」など明確に食前で服用する理由があるので、説明書を確認してから飲むほうが安心です。

次に、持病の有無。

特に、糖尿病や高血圧などの慢性疾患を持つ方は、医師や薬剤師に相談してから服用しましょう。

最後に、続ける期間です。

長期的な使用を前提としつつも、3ヶ月を目安に効果を見極めると良いでしょう。

自己判断での過剰摂取や併用は避け、適切に使用すれば安全にダイエット効果を得られますよ。

「飲むだけ」では効果は出ない！ダイエット補助としてとらえよう

サプリメントは優れた効果を持つ一方、「飲むだけ」でダイエットが成功するわけではありません。

あくまで、サプリや漢方はダイエットの補助としてとらえることが大切です。

ダイエットを成功させる鍵は、カロリーの収支を合わせること。

摂取カロリーが消費カロリーを上回っていれば、痩せることはありません。

サプリメントや市販薬は、摂取カロリーを下げたり、消費カロリーを増やす役目しか無いのです。

サプリメントを飲んでいるから大丈夫と暴飲暴食したり、運動を全くしなければダイエットを成功させることはできないでしょう。

バランスの良い食事や適度な運動と組み合わせることで、サプリや漢方の効果を最大限に引き出すことができます。

また、個々の製品に合わせた適切な使用方法を守ることで、より安全かつ効果的にダイエットを進められます。

目標達成には、継続的な努力が不可欠ですよ。

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