デトックスするなら生理中がいい!?効果的な方法を大公開

生理中は、体調が崩れやすくネガティブなイメージを持たれる方もいるでしょう。

一方、体内の老廃物や有害物質を排出できるデトックス期間として最適な時期としても知られています。

そこで本記事では、生理中はなぜデトックス期間に適しているのか解説します。

よりデトックスを実感できる効果的な方法や、生理中に避けるべきことについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

デトックスは生理中でもOK？効果について

体内の老廃物や有害物質を排出できるデトックスですが、女性の場合生理の時期がデトックスしやすいと言われています。

結論、デトックスは生理中でも問題ありません。

そこで本章では、生理とデトックスの関係やホルモンバランスとデトックス効果のつながりを解説します。

なぜ生理期間はデトックスの絶好期？

前述したとおり生理期間は、体内にある不要なものをデトックスできる最適な時期と言われています。

生理中と生理後2週間程度は、ホルモンの関係で代謝が上がりやすく体内の老廃物をだしやすい状況が続きます。

そのため女性でデトックスをしたい方は、生理期間を考慮しながら生活するのがおすすめです。

生理期間と前後を考慮しながらデトックスをおこなって、効率的に体内をスッキリさせましょう。

生理中の身体とデトックスの関係を解説

生理は、受精しなかった卵子と厚くなった子宮内膜を剥がして、血液と一緒に排出することを指します。

生理で子宮内膜とともに血液が排出されるため、体内で貧血にならないよう新しい血が作りだされます。

また生理によって血液や子宮内膜を排出するために、プロスタグランジンという生理活性脂質が分泌されます。

プロスタグランジンは、子宮の収縮により生理痛を引き起こすものとして懸念されがちです。

しかし、腸も活発になるため便通が整いやすくなるといった作用が期待できます。

普段に比べて、生理中は快便になる経験をした方もいるでしょう。

便通が整えば体内の老廃物が少なくなり、肌の調子が整ったりむくみが軽減されたりします。

そのため、生理中は体内の老廃物や有害物質が排出され、結果デトックス効果が期待できるのです。

ホルモンバランスとデトックス効果の密接なつながり

ホルモンバランスは、デトックスと密接なつながりがあります。

分泌されるホルモンによって、代謝が促進されたり停滞したりするからです。

特に、生理と密接にかかわる女性ホルモンは、デトックス効果につながります。

生理に関係する女性ホルモンは、以下の2つです。

プロゲステロンは、別名黄体ホルモンと呼ばれており、排卵の直後から生理までの間に多く分泌されるホルモンです。

プロゲステロンの影響で、基礎体温が上がり妊娠準備のために水分を溜め込もうとします。

そのためプロゲステロンが分泌されていると、むくみやすいといった特徴があります。

また、代謝が悪くなりやすく、食欲が増す方もいるでしょう。

一方生理中は、エストロゲンとよばれる卵胞ホルモンが多く分泌されます。

エストロゲンの働きにより、子宮内膜がはがれ月経を促す役目があります。

エストロゲンは生理中だけではなく、生理後から排卵までの間に多く分泌されるホルモンです。

エストロゲンには月経を促すだけでなく、さまざまな効果が期待できます。

たとえば、脂肪燃焼を促す効果があります。

生理中から排卵されるまでの間は、効率よく脂肪燃焼ができるため、運動によるダイエットに最適の期間と言えるでしょう。

そのほか、デトックス効果やコレステロール値の調整、髪や肌のうるおい維持なども期待できます。

上記のホルモンのバランスが崩れれば、その分デトックス効果が期待できなくなります。

そのため、しっかりホルモンバランスを維持し適宜必要なホルモンが分泌できれば、生理から排卵までの間にデトックス効果を実感できるのです。

生理期間中に取り入れたいデトックス方法

生理期間中にデトックス効果を高める方法は、以下の3つです。

ひとつずつ解説します。

毎日の食事でデトックス効果を高めるポイント

日常の生活でデトックス効果を高めたいなら、バランスよく食事をとることが大切です。

さらに、デトックスを促してくれる食材を取り入れることで、体内の老廃物や有害物質を排出できるようになります。

デトックス効果が期待できる、おすすめの食材一覧を見てみましょう。

食品	成分	効果
昆布	・アルギニン	脂肪を排出する手助けをする
ごま	・セサミン ・亜鉛	代謝促進 抗酸化作用
アボカド	・ビタミンE ・ミネラル	血行がよくなる 抗酸化作用
ごぼう	・クロロゲン酸	コレステロールを排出 生理痛を和らげる効果もあり
きのこ	・ミネラル ・ビタミンＤ	食物繊維むくみの軽減 便通を整える
納豆	・カリウム	むくみの軽減
ルイボスティー	・フラボノイド ・ミネラル	体の冷えを抑える 毒素の排出や代謝アップの効果

上記の食材などを日々の食事に取り入れて、健康的な食事を心がけることが大切です。

ただし、デトックスに良い食事だけを食べるのではなく、栄養のバランスを考えて食事をしましょう。

普段から食事に気を遣うのがおすすめですが、そのなかでも生理前の黄体期にしっかりデトックスに効果がある食材を選ぶとより効果的です。

またむくみやすいからといって、水分を取らないとデトックス効果が半減します。

できれば、1日2リットル以上飲むよう心がけましょう。

運動で血行を促進し、デトックスをサポート

運動をすると血行がよくなり、デトックスをサポートしてくれます。

そのため体調が良い日は、運動も取り入れるようにしましょう。

有酸素運動で心拍数が上がれば、その分血行が良くなり代謝もアップします。

運動で発汗すれば、老廃物や有害物質も排出され、脂肪燃焼はもちろんのことデトックス効果が実感できます。

ただし、生理期間中は体調が万全ではない場合もあるため、体の調子に合わせた運動をするように気を付けましょう。

激しい運動ではなく、気軽に取り入れられるウォーキングやストレッチなどから始めてみるのがおすすめです。

代謝がアップできる歩き方を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

痩せる歩き方で代謝をアップさせる方法についてはこちら＞＞

ストレス解消法で心身のデトックスを促進

生理中は憂うつな気分になりやすく、ストレスを感じることも多くなります。

そのため、気持ちをリフレッシュさせることも大切です。

ストレス解消法は、個々に合ったものを選んで問題ありません。

たとえばアロマを炊いてみたり、心地の良い音楽を聞いたりするのも良いでしょう。

そのほか、しっかり朝日を浴びると自律神経が整いやすく体調も安定します。

一方、なかなかストレスが解消できないのであれば、五感を休めてみるのもおすすめです。

しっかり質の良い睡眠を取り、体をいたわるよう心がけましょう。

生理中に避けた方が良いこととは

生理中は普段に比べ、体調がすぐれないことも少なくありません。

また、生理中に誤った行動や食事を摂取すると生理痛がひどくなったり、体調不良に陥ったりすることもあります。

そこで本章では、生理中に避けた方が良いことについて解説します。

生理中の食事制限：避けたい食品とその理由

生理中は消化がうまくできない状態になるため、できるだけ胃腸に優しい食事を心がける必要があります。

生理中に避けたい食品の一例を見ていきましょう。

避けるべき食品	理由
糖類が含まれるジュース	体を冷やし体調を悪化させる
お酒	アルコールの分解ができにくくなる 体冷やす
肉・揚げ物	消化吸収に悪い
ケーキやチョコレート	肝機能が低下する可能性あり
スナック菓子	血流の妨げにより代謝を悪くする

基本的に体が冷えやすい食事や、むくみやすい塩分の多い食事、脂っこい食事は控えるようにしましょう。

これらの食事は、生理痛を悪化させたりデトックス効果を半減させたりします。

痛みを悪化させる生活習慣の見直し

生理痛は、生活習慣の乱れによって悪化する場合があります。

そのため、生活習慣を見直すことで生理痛が軽減できます。

生理の痛みを悪化させる生活習慣は、以下の2つです。

生理痛は、体が冷えると重くなるといった特徴があります。

そのため体を冷やすような食べ物を食べたり、薄着でいたりしないようにすることが大切です。

入浴時は、湯船に使った方が体をしっかり内部まで温められるため、シャワーだけで済ますより、痛みを軽減できるといったメリットがあります。

飲み物などに関しても氷が入った冷たい飲み物は控え、できるだけ温かい飲み物で体を冷やさないようにしましょう。

体を冷やす行動を控えることで、生理痛が軽減できます。

そのほか不規則な生活も、生理痛を悪化させる要因のひとつです。

不規則な生活は自律神経を乱し血流が悪くなるため、子宮内のプロスタグランジンが効き続けます。

その結果、生理痛がひどくなったり頭痛がひきおこされたりするのです。

自律神経を整えるためにも、毎朝朝日を浴び朝食を食べ、夜はしっかり睡眠をとるようにします。

規則正しい生活をすることで、生理痛を悪化させるプロスタグランジンが子宮内に留まることなく、生理痛も軽減されるでしょう。

冷えや肌の乾燥にも気を遣う

生理中は、冷えや肌の乾燥に気を遣いましょう。

冷えると、痛みが悪化したりデトックス効果が半減したりします。

また肌も乾燥しやすくなるため、かゆみがでたり化粧のりが悪くなったりします。

冷え対策として、普段よりもしっかりお風呂に浸かり体を温めるのがおすすめです。

体調が不安な方は、熱いお湯は控え半身浴などでしっかり体内を温めると、痛みを軽減できます。

一方経血量が多く、お風呂に抵抗があればシャワーで済ます方もいるでしょう。

シャワーだけで済ましても良いですが、浴室から出たあとに、体が冷えないよう注意が必要です。

薄着にならないようブランケットなどを掛けたり、腹巻きをしたりするのもよいでしょう。

また生理中は、ホルモンの分泌によって肌の乾燥が目立ちやすくなります。

そのため、しっかり肌のケアをすることも大切です。

パックやスチーマーなどを活用して、しっかり乾燥対策をおこないましょう。

乾燥によって赤みやかゆみがでる場合もあるため、洗顔などできるだけ刺激をしないよう心がけることも大切です。

デトックスの効果を実感するための注意点

デトックスの効果を実感するためには、以下の2点を注意しましょう。

順番に解説します。

適切な期間とタイミングでデトックスをおこなう

デトックス効果を実感するためには、適切な期間を把握しましょう。

最適なタイミングは、排卵時期である生理2週間前から始めるのがおすすめです。

排卵される時期は、黄体ホルモンであるプロゲステロンが分泌されホルモンバランスが乱れやすくなります。

ホルモンバランスが乱れやすい時期からデトックスを意識しておくと、より生理中にデトックス効果が発揮できます。

2週間前から始めるのが難しければ、生理7日前から本格的にデトックスに良い生活習慣や食事をすると良いでしょう。

生理前は、体に水分を溜め込みやすく太りやすいけれど生理が始まれば一気に排出されます。

体調や症状に合わせたデトックス方法の選択

生理中は体調も変化しやすいため、無理はせず症状に合わせたデトックス方法を実践しましょう。

デトックスしたいからといって無理をすると、体調を崩しかねません。

体が重くだるかったり疲れていたりする場合は、ストレスを解消してゆっくり休養することも大切です。

運動や入浴がデトックスにはおすすめとお伝えしましたが、全ての方が該当するわけではありません。

症状に合わせて規則正しい生活と食事を意識しながら、適宜変更していきます。

心地よくデトックスできるよう、体調や症状に合わせて最適なデトックス方法を選択していきましょう。

デトックスは生理中に効果を高められる

生理中は、エストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンが分泌されデトックス効果が高まります。

一方、排卵後から生理前は黄体ホルモンであるプロゲステロンが分泌されるため、代謝が悪くなります。

デトックス効果を発揮させたい場合は、排卵時である生理2週間前からデトックス方法を実践しておくのがおすすめです。

生理期間中は体調が変化しやすい時期です。

無理のない範囲で、症状や体調に合わせてデトックス効果のある食事や運動を取り入れましょう。