こんにちは。スリーピースコーポレーションの薬剤師、菅野です。

肌あれや切り傷など、ちょっとしたトラブルでお困りではありませんか。

何かあったときに、色々と役立つものがそばにあると心強いですよね。

そのようなときに役に立つのが「ビワの葉エキス」。

ビワの葉エキスは古くから民間療法で使われてきた実績があり、現在でも様々な用途で使われています。

本記事ではビワの葉エキスはどのような効果があるのか、また利用法や作り方などを解説いたします。

ビワの葉エキスの効果がちょっと気になるという方は、ぜひご参考にされてください。

広告
Bフロンティア公式通販サイトご案内ページ

ビワの葉エキスとは

ビワの葉エキスとは、乾燥したビワの葉をアルコールなどの溶媒に漬け込んでエキスを抽出したものです。

ご家庭でも簡単に作れるため、広く民間療法で使われています。

しかし具体的にどのような成分が効果的なのか、疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれません。

ビワの葉エキスにはどのような有効成分があるのかを、一緒に確認していきましょう。

ビワの葉エキスの成分

ビワの葉エキスの成分は抽出方法や取れた葉の産地などにより微妙な差がありますが、主に以下の成分が含まれています。

  • ネロリドール(抗炎症作用・リラックス効果・エストロゲン作用・肌の保湿)
  • ウルソール酸(血糖値上昇抑制 筋力低下抑制)
  • オレアノール酸(抗炎症作用・病原菌の育成を抑制)
  • アミグダリン(血液PHのバランス調整)

これらの成分の効果により、主に炎症抑制効果、抗菌効果を期待してビワの葉エキスは利用されているのです。

またビワの葉エキスには、ヒスタミンの遊離抑制効果も認められています。

そのためアレルギー性皮膚炎や皮膚のバリア機能が低下しているときにも、ビワの葉エキスは有効とされています。

ビワの葉エキスには様々な有効成分が含まれているため、幅広く役に立つと言えるでしょう。

古来から民間療法として利用されているのも、納得の理由ではないでしょうか。

参照:ヒトケミカルとフィトケミカルでケイジング

参照東京工業大学 | 最近の研究成果 | 研究成果詳細

参照:アミグダリン(ビタミンB17)の働き

ビワの葉エキスを取りすぎても問題はないのか

優れた効果があるので、「ビワの葉エキスをたくさん摂りたい!」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

ビワの葉エキスをたくさん摂取しても安全なのでしょうか。

ビワの葉エキスの中にアミグダリンという成分が含まれています。

アミグダリンはビタミンB17と言われることもありますが、その正体はシアン化合物です。

シアン化合物は大量に摂取すると

  • 頭痛
  • 吐き気
  • めまい

などの体に悪い作用がでてしまいます。

しかしアミグダリンはビワの種子などに大量に含まれており、葉にはそこまで含まれていないのです。

日常で摂取する分には、ビワの葉エキスは安全と言えるでしょう。

参照:ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう

ビワの葉の漢方成分

ビワの葉は生薬成分として活用されることもあります。

生薬名は「枇杷葉」。

ビワの葉に含まれるネロリドールが、有効成分として期待される主成分です。

また生薬として活用されるだけでなく、漢方薬の処方にも配合されています。

  • 辛夷清肺湯 (蓄膿症や慢性鼻炎に適応)
  • 甘露飲 (口内炎など口腔内疾患に適応)

辛夷清肺湯は呼吸器を潤す効果がある処方です。

乾燥の強い鼻詰まりによく処方されます。

熱を取る効果もあり、鼻の通りがよくなるため慢性鼻炎に適応があるのです。

甘露飲は呼吸器と同様に口腔内を潤す効果が認められているため、口腔内が乾いている状況のときに処方されます。

口内が乾いていると雑菌が繁殖するため衛生状態が悪くなり、口内炎が治りにくくなったり、歯肉炎につながってしまいます。

ビワの葉の成分は漢方薬にも用いられるなど、確かな効果が認められているのです。

参照:武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園

参照:甘露飲 (かんろいん)

参照:辛夷清肺湯 (しんいせいはいとう)

ビワの葉エキスの利用法

様々な効果があるビワの葉エキス。

しかし用途が多いため、どのようなシーンで使えばいいか迷ってしまうこともあるのではないのでしょうか。

ビワの葉エキスが使われる代表的なシーンをご紹介いたします。

飲み物として

手軽にビワの葉エキスの効果を実感したい方は、ビワの葉エキスを飲用するのをおすすめします。

体の熱を取るので、胃腸が休まる効果が期待できます。

食べすぎてしまったあと、胃がもたれるなどの症状がある場合にぴったりなのではないでしょうか。

エキスを抽出するのにアルコールを利用するため、そのまま原液を飲用するのはおすすめできません。

ビワの葉エキスを5〜6倍の水で希釈し飲用するようにしましょう。

エキスを抽出するのには時間がかかるので、手軽にビワの葉の効果を体験したい方はビワの葉を煮出すのも一つの手です。

乾燥ビワの葉10gに対して1Lほどの水で煮沸させ、5〜10分弱火で煮出せば完成です。

もっと手軽にビワの葉のエキスを取りたい場合は、普通のお茶のように急須で入れることもできます。

ビワの葉で抽出したお茶はほんのり甘く、カフェインも含まれていないので安心して常飲できるでしょう。

化粧水

ビワの葉エキスは化粧水としても利用できます。

ビワの葉エキスには

  • 殺菌
  • 消毒
  • 抗アレルギー作用

があるため、化粧水として用いると肌トラブルを防ぐ効果が期待できるでしょう。

ビワの葉エキスを利用した化粧水を作る際は、以下のものをご用意ください。

  • ビワの葉エキス:10ml
  • 精製水:40ml
  • 保存容器
  • グリセリン(適量)

グリセリンは化粧水の伸びを良くするために添加します。

入れすぎるとかえって使い心地が悪くなるため、お好みの量に調整してください。

ビワの葉エキスは、アルコールで雑菌が繁殖しにくい状況を保っています。

アルコールが希釈されると雑菌が繁殖しやすい状況になるため、おおよそ2週間で使い切るのがおすすめです。

ビワの葉エキスにはアルコールが含まれているため、肌が赤くなってしまうなどのトラブルが発生したらすぐに使用を中止しましょう。

うがい薬

ビワの葉エキスは、うがい薬としても効果的です。

ビワの葉の成分には、抗炎症作用や熱を取る効果があります。

この効果のため、口内炎や歯周病の予防などに効果的なのです。

喉の痛みなどの症状があるときにも効果的。

殺菌作用もあるので普段から使うと風邪の予防にもなるでしょう。

飲用するときと同様、原液でうがいするのではなく水で5〜6倍に希釈するのをおすすめします。

湿布・塗布

ビワの葉エキスは患部に湿布したり、塗布しても効果があります。

ビワの葉エキスには抗炎症作用があるため、急性期の打撲のような症状には冷湿布が効果的でしょう。

慢性期の症状には温湿布が効果があります。

抗炎症効果と共に温熱で患部の血流も良くなるため

  • 腰痛
  • 肩こり
  • 五十肩
  • 膝の痛み

など様々な症状にも有効でしょう。

体の循環がよくなるので冷え性にも効果的です。

また殺菌効果を期待し、水虫の予防やニキビの予防にも利用されます。

ビワの葉エキスにはメラニンの生成抑制効果も認められています。

シミなどにも有効なのも嬉しいところです。

万能に見えるビワの葉エキスですが、合わない体質の方もいるので使用前にはバッチテストを行い、安全に使用しましょう。

参照:ビワ葉エキスとは…成分効果と毒性を解説

広告
Bフロンティア公式通販サイトご案内ページ

ビワの葉エキスの作り方とは

ビワの葉エキスは市販されているものもありますが、ご自身で作成することも可能です。

比較的簡単に作成できますが、ポイントを一緒におさえていきましょう。

準備

作成に入る前に次のものを準備してください。

  • ビワの葉
  • アルコール度数の高いお酒(ホワイトリカーor焼酎)
  • 滅菌消毒した瓶
  • ハサミ

瓶は熱湯消毒すればほとんどの菌が死滅します。

雑菌が入らないように必ず消毒しましょう。

アルコール度数は35度以上のものをおすすめします。

溶媒として成分が溶けだしやすいだけでなく、雑菌の繁殖を抑えるからです。

乾燥

ビワの葉は生葉の状態でもお茶として利用できます。

ビワの葉エキスとして利用するならば、乾燥させたほうが良いでしょう。

天候の良い時期を選び天日干しすれば、ご自宅でも簡単に乾燥できます。

乾燥させたビワの葉も市販されていますので、それを利用するのも1つの手です。

粉砕

乾燥ビワの葉を粉々に粉砕しましょう。

乾燥した葉をそのまま利用することもできますが、より効果的に抽出しようとするならば粉砕したほうが良いでしょう。

ビワの葉がよりアルコールに密着するため、より効果的に有効成分を抽出できます。

抽出

粉々に砕いたビワの葉を滅菌消毒した瓶に入れ、アルコールで有効成分を抽出しましょう。

冷暗所に保管して、2週間に1度混和します。

最初はアルコールの色は変わりませんが、有効成分が抽出できると茶色くなってきます。

抽出までの期間はおおよそ3~4ヶ月。

これでビワの葉エキスの完成です。

まとめ 美容効果の高いビワの葉エキスをAsa-Jureで手軽に摂ろう

ビワの葉エキスをご紹介いたしました。

民間療法で昔から使われてきましたが、その効果が最近注目されています。

皮膚の症状や消化器官の負担軽減などさまざまな効果があることがわかってきました。

ビワの葉エキスで体の内側からキレイになるのも可能です。

そんなビワの葉エキスを気軽に摂ってみませんか?

Bフロンティアが開発した「Asa-Jure」にはビワの葉エキスを配合。

ファスティングできれいになりたいあなたをサポートしてくれます。

ぜひ一度お試しになりませんか?

produced by Fasting.Lab

株式会社 スリーピースコーポレーション
株式会社 スリーピースコーポレーション記事監修および運営会社
株式会社スリーピスコーポレーション
代表取締役 / 薬剤師 山田 章造
Web ▷https://three-pc.co.jp/aboutus/

株式会社Bフロンティア
ファスティングカウンセラー 松屋 裕子
Web ▷https://www.b-frontier.com/company

鹿児島市医師会 野井倉内科クリニック
医師 野井倉 洋豪
Web ▷https://www.city.kagoshima.med.or.jp/ihou/719/10.pdf

きやまクリニック
外科専門医 難病指定医 臨床研修指導医 木山 貴陽
Web ▷https://kiyama-clinic.jp/

株式会社スリーピースコーポレーション
業務内容 薬局経営事業
薬局運営11店舗(100医療機関30施設以上処方箋受付)
研修実施先
・ひまわり病院様接遇研修
・医療法人高見馬場 山口クリニック様 接遇研修
・グリーンフォレスト三笠様 接遇研修
・久松クリニック様 接遇研修
・医療法人王昌会様 新入社員接遇研修
・みらいクリニック様 接遇研修
・各調剤薬局 その他
Web ▷スマイル薬局一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA