「断食、ファスティングにチャレンジしているけれど、なんだかふらふらする・・・」
「頭が痛いような気もするし、いつもより体がだるい。」
断食を始めたのはいいけれどなんだか体調がすぐれない、そんな方に上手な対処法をお伝えします。
その体調不良は、体にとって良い反応である可能性があるのです。
断食で起きた体調不良が良いものであれば、中断してしまうのはもったいないかもしれません。
断食をあきらめる前に、ご一読いただくことをおすすめします。
断食中のふらふらは好転反応による場合がある
断食中のふらふらはどうして起こるのでしょうか?
断食中は通常の食事を摂らないので、体内のブドウ糖が減っていくことになります。
そんな状況下では体の脂肪が分解され、ケトン体という物質が作られていきます。
ケトン体が出始めると、ふらふらしたり気持ち悪くなったりするほか、頭痛や眠気が生じる場合もあります。
これらの症状は、断食による「好転反応」と言われるものなので、あまり心配しなくて良いでしょう。
それでは好転反応について具体的にご紹介していきます。
好転反応とは
断食中の好転反応とは、体の健康状態を良くしていっているときに現れる一時的な症状のことです。
前述したとおり、脂肪が燃え始めた証拠でもあり、老廃物や毒素が排泄されることによる反応とも言われています。
好転反応はファスティング自体に体がしっかり反応している、いわば”良いサイン”なのです。
思わしくない体調不良も、良いサインなのであればプラスにとらえてしまいましょう。
好転反応の症状
好転反応と呼ばれる症状の出現には個人差がありますが、以下のようなものが多いです。
実際には、好転反応の症状が現れないという方もいます。
好転反応の症状
・体がだるくなる
・頭痛やめまいがおこる
・腰痛や肩こりがでる
・吐き気がおこる
・眠気がでる
・便秘や下痢がおこる
・吹き出物や湿疹がでる
・目ヤニがでる
これらの好転反応は、通常では徐々におさまっていき、毒素が体の外に排出されていけば治るものです。
しかし、強い症状が現われた場合はなにか他の原因があるかもしれません。
我慢できないような症状や不快感がある場合は、無理をせずに断食を一度中断することも考えましょう。
ちなみにこの好転反応ですが、一般的には不健康な方に強く出やすいと言われています。
- カップ麺をよく食べるなど食品添加物や加工食品を長年摂り続けている方
- 肉や脂肪分の多い偏った食生活を送っている方
- 忙しくて体力が低下気味の方
- やせ体型の方 など
さらに、初めて断食に取り組むという方も好転反応が強く出る可能性があります。
とはいえ、それほど恐れる必要はありません。
好転反応は、ファスティングをするほとんどの方になんらかの形で出るもので、デトックスしてしまえば徐々に治っていくものなのです。
この記事を読まれているということは、断食中か、今まさに好転反応中という方かもしれません。
ここまでよく頑張りましたね!
断食3日目にもなると空腹感も高まってきたかと思います。
もう少しすれば時間とともに好転反応の症状は薄らいで、体がリセットされた状態になっていくのでもう一踏ん張りです。
血糖値低下がふらふらする原因の場合もある
ふらふらする、頭が痛い、やたら眠い、疲れやすい、集中力が続かないなどの症状は、血糖値の低下から来ている場合があります。
症状が長く続くような場合は、血糖値を上げるために酵素ドリンクを多めに飲んだり、具なし味噌汁や少量のおもゆを口にしたりして様子を見てみましょう。
黒砂糖をほんの少し食べてみるというのもOKです。
黒砂糖には、糖の吸収を抑える成分が含まれているので、普通の白砂糖に比べて血糖値の上昇を穏やかにする効果も。
ミネラルやビタミンが豊富に含まれているため、健康な体へ導いてくれます。
自分の体には何が合っているのか、元気の出る方法を探ってみましょう。
好転反応の見分け方
「この頭痛は好転反応なの?」
それとも低血糖のサインなのか、ほかの疾患なのか、一体どうなのでしょうか。
もしもこれが自分でわかれば、断食を安心して進めることができますよね。
好転反応の見分け方はずばり、ほかの症状が同時に出ているかどうかにあります。
よく言われるのは、好転反応は眠気、頭痛、倦怠感などといった症状が同時に出てくる可能性が高いということです。
また低血糖であれば、酵素ドリンクやおもゆなどで糖分を摂取して休むと回復してくるでしょう。
その一方で、「頭痛だけがひどい」「今までに経験したことのない頭痛だ」という場合には、好転反応ではなく他の原因が考えられるので注意が必要です。
「症状が一つなのかどうか」、これが好転反応を自分で見極める助けとなります。
好転反応の場合は少しずつ改善していくので心配はいりませんが、好転反応でない場合は対応によって症状の悪化も考えられます。
不安があれば医療機関を受診するなどしてください。
断食中のふらふらの対処法
ここからは、断食中のふらふらへの対処法4つをご紹介します。
多くの方が実践しているおすすめの方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
断食中のふらふらへの対処法
- 水分を多めにとる
- 足湯などで体を温める
- 休息を取る
- 良質の酵素ドリンクを飲む
水分を多めにとる
水分を多めに摂ることで老廃物の排出を促すことができます。
ここでおすすめするのが、白湯や常温のお水です。
冷たいお水は内臓を冷やしてしまったり、血行を悪くしたりするので断食中はおすすめしません。
体へのダメージになることは避けるほうがベターです。
そして下痢や便秘の状態のときには、水分を多めに摂るようにしましょう。
特に、下痢や軟便のときには普段より多くの水分を排出してしまっている状態になります。
一度トイレに行ったらコップ1杯の水を飲むなど決めておくとよいでしょう。
大量のお水を一度に飲むのではなく、こまめに水分を補うことを心がけておきます。
カフェインやアルコールを含む飲み物は内臓に負担をかけてしまうので、断食中の飲み物としてNGです。
足湯などで体を温める
足湯やぬるめのお湯で入浴して、じっくり体を温めます。
体を温めることで血行が良くなり、新陳代謝や基礎代謝がアップしますよ。
毒素の排出や代謝を促すためにも、時間に余裕のある方は半身浴をおすすめします。
半身浴のポイントはじんわりと汗をかくことです。
なので38~40℃くらいのぬるめのお湯に浸かってリラックスしてみましょう。
半身浴しながら音楽を聴いたり雑誌を読んだりと自分の好きなことをして、その時間を楽しんでみてください。
どうしてもお忙しい方は、手軽に足湯だけするというのもいいですね。
半身浴も足湯もリフレッシュ効果が高いので、断食中の癒しの一つとして取り入れてみると良いでしょう。
休息を取る
体調が悪いときはとにかく寝る!ということです。
風邪をひいたときなどと同じで、体を休ませることが最も効果的です。
部屋を少し暗くして、横になって過ごすだけでも休息をとることができます。
そのときにアロマを使うことで、より一層お休みモードへ心と体を切り替えます。
休息をしっかりとるために、光と香りのコントロールに頼ることはとても理にかなっているのです。
視覚と嗅覚に働きかけることができるので効果的に体を休ませることができます。
ファスティング期間中は、身体も省エネモードになるので、スケジュールに余裕をもたせたり予定を減らしたりして、ゆっくりと過ごす時間を多めにとるのが理想的です。
また夜間の睡眠も大切で、7時間半くらいは睡眠をとることを目標に、夜は早めに布団に入りましょう。
一日の疲れはその日のうちに解消し、次の日に持ち越さないようにしたいですね。
良質の酵素ドリンクを飲む
良質な酵素ドリンクには無駄がなく、必要最低限の栄養素が含まれています。
酵素ドリンクでビタミンやミネラル、糖分を補給することで空腹感を抑えたり、断食による体への負担を軽減させたりすることができます。
なかでもビタミン・ミネラルは代謝酵素の活性化に不可欠で、ビタミン・ミネラルを補給することで代謝酵素がしっかりと働ける状態になります。
体の中に溜まっているものをエネルギーに変換するために働くので、代謝を促すためにはビタミンやミネラルの補給が重要になるのです。
実はヒトは、ビタミンやミネラルを体内で作り出すことができません。
そのため、ビタミン・ミネラルは食べ物から摂取しなければならず、手軽に摂ろうとするとまず果物や果汁をイメージするでしょう。
しかし、果物には果糖といって太りやすい糖分が含まれています。
酵素ドリンクなら、カロリーを抑えながら効率的にビタミンなどの必要な栄養素をすぐに取り入れることができるのです。
断食中の食品としてとても便利なので積極的に活用しましょう。
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無理せず中断する決断も大切
今回は断食中のふらふらへの対処法や好転反応の見分け方についてお伝えしました。
- 糖分を補給して回復してくれば低血糖によるもの
- 頭痛・倦怠感・眠気などの症状が複数あれば好転反応
- 頭痛だけなど一つの症状がひどくある場合にはその他の原因の可能性
初心者の方には、不調の原因の判断が難しいこともあるでしょう。
体調不良などで不安を感じたら無理をせず、断食の中止を決断することも大切です。
チャンスは一度きりではありません。
準備期間を長めに取るなど、体調を整えてから再度チャレンジすることもできますので、本当に無理は禁物です。
「今回はダメだったけど、次こそは!」と考えるあなたへ。
最後に、ファスティングをスタートさせるのにベストなタイミングをお伝えします。
生理前1週間を避け、生理後の1週間が最適な期間です。
ただし、子供や高齢の方、妊娠中の方、基礎疾患のある方、貧血気味の方、痩せすぎな方はファスティングに向いていません。
そこに含まれない方は、月経周期に合わせて1ヶ月に1回程度というように、間隔をあけながらファスティングを繰り返すことでダイエット効果をより期待できるようになります。
一度のファスティングで心と体が折れてしまわないように、対処法をうまく活用しながら乗り越えられるといいですよね。
ファスティングを頑張るみなさまのご健闘を心よりお祈りしています。
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株式会社Bフロンティア
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きやまクリニック
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