こんにちは。スリーピースコーポレーションの薬剤師、菅野です。

食品添加物には様々なものがあります。

食品やサプリメントの表示成分をみて、

「できればあまり食品添加物が入っていない商品のほうがいい」

とお考えになる方は少なくありません。

しかし食品の味や、保存性を高めるために食品添加物は必要なものです。

その中でも食品の口当たりは重要視されています。

本記事では、口当たりを左右する食品添加物である「増粘剤」について詳しく解説いたします。

「増粘剤ってなに?」という疑問にわかり易く解説していきますので、是非参考にしてください。

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増粘剤とは?

増粘剤とは食品などに粘り気を与えたり、食品同士がくっついてしまうのを防ぐ食品添加物です。

水に対して粘性を持つ成分であり、食品に使用されることで、とろみや粘り、弾力性などの特性をもたらします。

例えばゼリーなどを例にあげると分かりやすいかもしれません。

ゼリーは固まる前は液体ですが、寒天やゼラチンなどの増粘剤を加えることで弾力性が増し、半個体状態を維持できます。

この様に、液体の状態に新たな特性を加えることができるのが増粘剤なのです。

増粘剤と一括りに呼ばれていますが、厳密には用途によって次のように区別されています。

  • 少量で高い粘性がある「増粘剤」
  • 液体のものをゼリー状に固めることを目的として使われる「ゲル化剤」
  • 粘性を高めることで食品成分を均一に安定させる目的の場合は「安定剤」

増粘剤は、ゼリー以外の多くの食品にも使用されています。

例えば、ソース、ジャム、ヨーグルトなどは増粘剤を利用することで滑らかさを増している食品の代表です。

また、増粘剤は製造過程での保存性を改善するためにも使用されます。

増粘剤を利用しないと食品本来の食感や風味が損なわれてしまうため、全く使わないのは難しいでしょう。

用途

増粘剤の用途

増粘剤は食品の持つ特性を活かすために、様々な用途で利用されます。

以下は代表的な用途です。

  • 食感の改善:食品の食感を改善する。ジャムやピューレなどに加えると滑らかでコシのある食感が実現される。
  • 含有量をかさ高くする:食品に水分や果汁などを含まれやすくする。製品の質量が増加し、栄養価も向上。
  • 口当たりの改善:食品の口当たりを改善できる。スムージーやヨーグルトなどに利用するとより滑らかな口当たりを実現。
  • 持続性の改善:食品の持続性を改善するために使用。パンやケーキなどは長期的な保存性が向上できる。
  • 乳化剤として:水と油は混ざりにくい性質を持つが、増粘剤を利用すると水と油が混ざりやすくなり、品質を維持できる。

このように様々な用途で増粘剤は利用されています。

主な役割について

増粘剤の主な役割は、食品の食感や化粧品の肌触りを改善することです。

また、増粘剤は食品の含有量を増加させ、保存性を向上させることもできます。

増粘剤は、物体の液体と固体の粘性を増加させ、肌触りや食感を改善することができます。

食品などが乾燥してパサパサな状態だと、口の中に入れたときの食感があまり良くありませんよね。

化粧品もある程度の粘度がないと、お肌になじませることは難しいでしょう。

食品だけでなく、サプリメントや化粧品など私達の身近に存在しているのが増粘剤なのです。

食品添加物である増粘剤の種類

増粘剤には自然由来のものと人工的に合成されたものがあります。

自然由来のものでよく使われるものは「ペクチン」。

人工的に合成されたものには「加工澱粉」「キサンタンガム」「カラギーナン」があります。

自然のものと人工的なもの、どちらが優れているというわけではありません。

用途によって使われる増粘剤が異なります。

それぞれ詳しく特徴について確認していきましょう。

ペクチン

ペクチンは食物繊維から抽出された天然の多糖類物質で、多くの食品に使用されています。

レモンなどの柑橘系の植物、りんご、バナナなどから抽出されることが多いです。

ペクチンは、食品の食感の改善が主な用途です。

甘味料や、ジャムなどの滑らかな食品に使われることが多いです。

また、ペクチンは酸性やアルカリ性の食品にも適しているため、豆乳やキムチなどの加工食品にも使用されます。

ペクチンはヒトの消化酵素では分解されないため、人体に安全なことが知られています。

腸内細菌などのエサになるため、腸内環境改善にも役立つでしょう。

加工澱粉

加工澱粉は、炭水化物の澱粉を加工して得られます。

澱粉は、じゃがいもやトウモロコシなどの穀物から取り出された炭水化物です。

その澱粉に化学的な処理を加え、加水性などを高めたものが加工澱粉と呼ばれています。

加工澱粉の中には、水溶性のものがあるため、スープやサラダドレッシングなどの液体状の食品にも利用可能です。

またもとが澱粉なので、パンなどの粉系を加工する食品の品質向上にも相性がいいとされています。

キサンタンガム

キサンタンガムは、トウモロコシなどの澱粉を細菌で発酵させた増粘剤です。

水と混ぜることで粘り気がでるため、さまざまな用途で用いられます。

粘り気はとろみとなるため、ドレッシングやタレなどに加えられることが多いです。

また高齢者で飲み込む力が低下している方もいるため、とろみを加える食品も開発されています。

そのときに利用される増粘剤がキサンタンガムなのです。

また乳液や化粧水などの粘度を上げる際にも使われたり、ファンデーションなどの細かい粒子が舞わないようにするためにも利用されています。

食品添加物として摂取しても人体には悪影響はありませんが、大量に摂取すると下痢などの消化器症状を招く恐れがあります。

カラギーナン

カラギーナンは海藻に含まれる多糖類で、主に赤藻類から抽出されます。

タンパク質と相性がよく、牛乳などに加えることで粘性を得ることが可能です。

そのためアイスクリームやデザートなどによく利用されています。

カラギーナンは、人体で分解されず吸収されないため安全です。

動物実験で発がん性などの報告がありますが、ヒトではおおよそ摂取不可能な量が投与されています。

そのため人体には安全な増粘剤として利用されているのです。

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Asa-Jureに含まれる加工澱粉、ペクチンは安全性が高い

Asa-Jureに含まれる加工澱粉、ペクチンは安全性が高い

増粘剤について解説しました。

食品添加物は食品やサプリメントを「おいしく」頂くためにはなくてはならない存在と言えそうです。

そんな中でも加工澱粉やペクチンなどの増粘剤は安全性が高いと言えるでしょう。

特にペクチンは腸内細菌のエサにもなるので腸活にも相性は抜群です。

Bフロンティアが開発した医療系酵素ジュレである「Asa-Jure」にも増粘剤は含まれています。

「Asa-Jure」の滑らかさを保つためにも、増粘剤は開発時点で加えるべきと判断しました。

安全性が高く、腸活にもいい影響を与える増粘剤を含む「Asa-Jure」。

美味しく体にいい酵素ジュレです。

ファスティングにチャレンジする際はぜひ一度お試しになるのをおすすめいたします。

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