こんにちは。株式会社スリーピースコーポレーションの薬剤師、菅野です。
「ダイエットしたいけど甘いものがやめられない・・・」とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
お悩みの解決方法の一つが「はちみつ」です。
はちみつは血糖値が上がりにくく、ダイエットとの相性が良いのです。
そんなダイエットとの相性の良い「はちみつ」ですが、実は腸活とも相性バツグンなのをご存知でしょうか。
はちみつに隠されたダイエットの力や、腸活との関係を詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
はちみつが腸活&ダイエットに効果的な理由

腸活やダイエットに取り組みたいけど、サプリや薬は何となく敷居が高い……そんなあなたにぴったりなのが「はちみつ」。
美味しくて続けやすいだけじゃなく、腸内環境をしっかりサポートしてくれる秘密があるんです。
早速、その理由を4つのポイントに分けて見ていきましょう!
オリゴ糖が善玉菌のエサになる
はちみつの腸に良い秘密は「オリゴ糖」
オリゴ糖は、腸内の善玉菌を増やすエサになるんです。
オリゴ糖は人の消化酵素では分解されず、腸に届いてビフィズス菌やラクトバチルス菌などのエサになるから、腸活にはもってこいなんですよね。
はちみつのオリゴ糖が善玉菌を増殖させ、腸内フローラのバランス改善に寄与することが確認されています。
ダイエットにもいい
はちみつは、ダイエット向きの甘味料。
その理由は、はちみつは低GI値の食品だからです。
GI値とはその食べ物を食べたときの、血糖値の上がりやすさを示した数値。
この数値が高いほど、ダイエットの妨げになると言われています。
代表的な甘味料の「白糖」のGI値が100を超えるのに対し、はちみつのGI値は35〜65(はちみつの種類で異なります)。
血糖値の急激な上昇を引き起こさないはちみつは、まさにダイエット向きの甘味料と言えるでしょう。
天然酵素で腸の消化を助ける
はちみつに含まれる天然酵素が、消化・吸収をスムーズにサポートします。
消化酵素(アミラーゼやプロテアーゼなど)が、食べ物の分解を助け、腸への負担を軽減するからです。
はちみつの酵素活性は、食品の消化効率を上げるとともに、胃腸の動きを活性化する効果があると言われています。
抗菌・抗炎症作用で腸内を健やかに保つ
はちみつの抗菌・抗炎症効果が、悪玉菌の増殖を抑えて腸内を健やかにしてくれます。
ミツバチが作る過酸化水素やポリフェノールが、悪玉菌の増殖を抑制し、腸内の炎症を和らげるからです。
マヌカハニーなど一部のはちみつには、独自の抗菌活性成分「メチルグリオキサール(MGO)」が豊富に含まれ、病原性菌にも効果が認められています。
腸内環境を整えるはちみつの主要成分とは?

はちみつって甘いだけじゃないんです!腸活にグッと効く、知っておきたい成分を2つに絞ってご紹介します。
どんな働きがあるのか、サクッとチェックしてみてくださいね。
消化酵素で胃腸をラクに
アミラーゼやグルコシダーゼなどの天然酵素が、消化を助けてくれます。
食べ物の分解を部分的に肩代わりし、負担を減らすことで腸内環境の回復をサポートするためです。
はちみつに含まれる酵素は、消化促進効果を持つことが複数の研究で報告されており、胃もたれ改善にも一役買うんですよ。
こんな優れた天然パワーを持つ「酵素」の働きについてもっと詳しく知りたい!という方は酵素とタンパク質の関係は?アミノ酸との違いや分解行程、摂取方法を解説を参考にされてください。
ポリフェノールとビタミンで抗酸化&抗炎症
ポリフェノールやビタミン類が、腸の炎症を抑えてくれます。
これらの抗酸化成分が、腸内の有害な活性酸素や炎症因子を抑えてくれるのです。
特にダークカラーのはちみつほどポリフェノール含有量が高く、抗炎症作用の強さもアップすると言われています。
甘さレベル診断!あなたに合うはちみつの種類とは

どんなはちみつが自分にピッタリかわからない!
そんなあなたのために、甘さレベル別におすすめのはちみつを診断。
自分好みの味で楽しく腸活を続けましょう。
あっさり甘め派は「アカシアはちみつ」
控えめな甘さでクセがなく、はちみつ初心者にも最適!
糖度が高い一方で、フローラルな香りで後味がさっぱりしていますよ。
アカシアはちみつはフルクトースが多く、体内での吸収もゆるやかで、日常的に取り入れやすいと評価されています。
ほどよいコク派は「百花蜜(ひゃっかみつ)」
さまざまな花の風味がミックスされ、バランス良くコク深い甘さが楽しめる!
数種類の蜜源がブレンドされているため、甘さと風味に幅があり飽きにくいですよ。
百花蜜は地域や季節で風味が変わるため、毎回新鮮な味わいが楽しめ、飽きずに続けることができますね
しっかり甘党派は「マヌカハニー」
独特の濃厚な甘みとほのかな苦みが魅力で、甘いのが大好きな方にピッタリ!
グルコースとフルクトースの比率がほどよく、独自成分MGOがコクを深めるので甘味を強く感じますよ。
マヌカハニーは抗菌性も高く、甘みだけでなく機能性を重視する人にも選ばれています。
ちょっと冒険したい人は「栗はちみつ」
少し渋みのある深い甘さで、大人の味わいを楽しめる!
タンニンやミネラル分が豊富で、他のはちみつにはない独特の風味がありますよ。
栗はちみつは血糖値の上昇をゆるやかにしつつ、ミネラル補給にも一役買うとされています。
はちみつの選び方のポイント

どのはちみつを選べば失敗しないでしょうか?
甘さレベル診断でピックアップした種類別に、品質やコクを見極めるポイントをお伝えします。
これを押さえれば、あなたにぴったりのはちみつ&腸活がグッと身近に!
原産地と採取時期をチェック
信頼できる産地・シーズンのはちみつを選ぶと風味と栄養価が安定しますよ。
季節や植物が違えば蜜の質も変わるため、産地情報は大きな選定基準になるからです。
たとえば春採れのアカシアはちみつはフローラルな香りが強く、秋採れの栗はちみつはミネラル豊富といった特徴が出やすいと言われています。
成分表示でオリゴ糖・MGO量を確認
オリゴ糖やMGOなど、機能性成分の量をチェックすると腸活効果を期待しやすいです。
成分含有量が多いほど、善玉菌サポートや抗菌・抗炎症作用が期待できるから。
マヌカハニーならMGO規格が高いほど抗菌活性が強く、オリゴ糖表示がある製品は腸内善玉菌のエサとして優秀です。
色・香り・粘度で鮮度と純度を見分ける
透明感のある色・香りの強さ・とろみをテイスティングで確かめてみましょう。
加工や加熱が少ないほど、天然の香りや液状のとろみが残っているからです。
加熱処理されたはちみつは色が濃くなりがちで、香りも飛びやすいため、自然そのままの風味を感じられるかが見極めポイントです。
パッケージの認証マークをチェック
オーガニック認証や地理的表示(GIマーク)があると安心度アップ!
第三者機関の認証は、添加物不使用や採取環境の管理が保証されているため。
EUオーガニックや日本のGIマーク付き製品は、厳しい審査をクリアしているため、品質はばっちりですよ。
美味しく続けるはちみつ腸活のコツ&注意点

腸活は続けてこそ効果が見えるけど、毎日のルーティン化って意外とむずかしいですよね?
はちみつなら手軽で美味しいから、続けるコツさえつかめばラクラク習慣化できます!
さっそくポイントを3つチェックしましょう!
毎日の「ルーティン化」にはタイミングと量を固定
摂取タイミング(朝食前や寝る前)と量(スプーン1杯程度)を決めておくと続けやすいですよ。
毎日同じシーン・分量をルール化すると「忘れにくい」&「心理的ハードルが下がる」からです。
行動心理学でも「トリガー(朝食後など)+ルーチン(はちみつ1杯)」を結びつけると習慣化成功率が高まると報告されています。
飽きないためのバリエーションレシピ活用
ドリンクだけでなく、トースト、スムージーなどアレンジをローテーション!
同じ味・食感が続くと飽きちゃいますもんね。
はちみつにはいろんなレシピがありますので、試してみるのが効果的です。
実際に「毎日はちみつレモン」だけで腸活していた人が、週に1回スムージーに切り替えたら継続意欲が30%アップしたというデータもあります。
注意点は「糖質過多」と「乳幼児摂取」
はちみつは美味しいですが、もちろん糖分も含んでいます。
ヘルシーだからといっていっぱい食べすぎないようにしないといけないのと、1歳未満の赤ちゃんには与えないよう注意!
はちみつには、ボツリヌス菌が潜んでいる可能性があるからです。
日本小児科学会も「1歳未満の乳児にははちみつを与えないこと」を推奨しており、成人でも摂取目安(スプーン1杯程度)を守ることが大切です。
はちみつと腸活にまつわるQ&A
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はちみつの賞味期限はどれくらい?
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はちみつ自体に腐敗菌が繁殖しにくい抗菌性があるため、未開封なら2年程度が目安です。開封後は湿気や高温を避け、清潔なスプーンで取り分ければさらに長持ちします。
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はちみつを加熱すると栄養価は落ちますか?
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加熱温度や時間によっては酵素の一部が失われる可能性があります。しかし40℃以下程度の低温調理ならほとんど成分が残るため、ホットドリンクでも安心して楽しめます。
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結晶化したはちみつは食べられますか?
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結晶化は天然はちみつの自然な変化で、安全に食べられます。ぬるま湯でゆっくり温めれば元の液状に戻るので、風味を損なわずに美味しくいただけます。
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妊娠中や授乳中に摂取しても大丈夫?
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成人女性にとってはちみつの摂取に制限はありません。妊娠中や授乳中も美味しく楽しめる腸活食材ですが、できるだけ信頼できるオーガニック製品を選ぶと安心です。
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アレルギー体質でも蜂蜜を使えますか?
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稀に反応が出ることがあります。初めて使う品種は少量から試し、体調に変化がなければ徐々に量を増やすのが安全です。
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はちみつを冷蔵庫で保存してもいい?
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低温環境では結晶化が進むのでおすすめしません。常温で直射日光を避けた涼しい場所に置くほうが、風味や食感を楽しめます。
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砂糖と比べて血糖値への影響はどう違う?
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はちみつは果糖とブドウ糖が混在し、砂糖より血糖値の急上昇が緩やかです。ただし糖質量自体は高いので、過剰摂取は避けて一日スプーン1杯程度に留めるのが安心です。
はちみつと腸活に関するまとめ
はちみつと腸活に関するまとめは以下の通り。
まとめ
- はちみつのオリゴ糖が善玉菌のエサとなり、アミラーゼなどの天然酵素が食物の分解を助けるとともにMGOやポリフェノールが抗菌・抗炎症作用で腸内環境を整えます。
- アカシア、百花蜜、マヌカ、栗はちみつの甘さ別選び方をご紹介。
- はちみつは品質も選び方のコツ。品質選びのポイントとして原産地や採取時期、オリゴ糖やMGOの含有量、色や香りの鮮度、オーガニック認証マークの有無を確認し、安心して楽しめるはちみつを選びましょう。
- 継続のコツは毎朝か寝る前などタイミングを固定し、スプーン一杯の量をルール化することに加え、ドリンク、トーストなど多彩なアレンジで飽きずに習慣化することです。
- 1日の摂取量はスプーン一杯程度に抑え、1歳未満の乳幼児には与えないこと、糖質過多に注意しつつ常温保存で品質を保ち、美味しく安全に腸活を続けましょう。
腸活と相性バッチリのはちみつを、生活習慣に取り入れてみませんか?
produced by Fasting.Lab
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