ビール酵母の効果とは？お腹の悩みを抱えている方必見です

こんにちは。スリーピースコーポレーションの薬剤師、菅野です。

ビール酵母をご存知でしょうか？

ビールはよく知っているけど、ビール酵母は聞き馴染みが無いという方は多いかもしれません。

またサプリメントとして見かけたことはあるけど、いまいちどんな効果があるかわからないという方も。

本記事ではビール酵母の効果や、気になる疑問について解説いたします。

特にお腹の症状にお困りの方にはおすすめです。

ビール酵母が気になっていて試してみたいという方は、ぜひ参考にされてください。

ビール酵母とは

ビール酵母とは、ビールを製造するために欠かせない微生物です。

ビールという名前が入っているのでアルコールが含まれているように思われますが、ビール酵母にアルコールは含まれていません。

酵母はありとあらゆるものに含まれていて、糖を分解するときに利用されます。

パンを作るときに使われるイースト菌も酵母の一種です。

小麦を発酵させ、ふっくらと仕上げるために使われることをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

ビール酵母はビールを製造する際に麦汁に含まれる糖を発酵させ、炭酸とアルコールに分解するときに利用されます。

ビール酵母によってビールの味や風味もある程度決まるので、ビール作りの重要な要素を占めていると言えるでしょう。

ビール酵母は通常のビールには含まれていません。

クラフトビールなどの手作りビールの中にはビール酵母を含んでいるものもあります。

ビール酵母は麦汁を炭酸とアルコールに分解したあと、濾過や煮沸されてしまい取り除かれてしまいます。

かつて、ろ過されたあとのビール酵母は廃棄されていました。

しかし豊富な栄養を含んでいるのが分かり、最近ではサプリメントなど様々な商品に利用されています。

ビール酵母の効果

ビール酵母の効果は、特にお腹周りのお悩みに有効です。

ビール酵母には様々な栄養素が含まれますが、

• ビタミン
• 鉄などのミネラル
• 食物繊維
• アミノ酸
• 核酸

など天然のマルチサプリメントと言っても過言では無いほどの栄養素が含まれています。

ビール酵母にはお腹はもちろん、それ以外にも素晴らしい働きがありますので一緒に確認していきましょう。

胃腸の働きを助ける効果がある

ビール酵母には胃腸の働きを助けてくれる効果があります。

ビール酵母は乳酸菌などのエサになり、腸内環境を整える効果があるからです。

乳酸菌は善玉菌に分類されます。

善玉菌が増えれば、現代の食生活で乱れがちな腸内環境を整えてくれるのです。

腸内環境を整えることで、胃腸の働きをサポートしてくれます。

ビール酵母を摂取することは、「プレバイオティクス」に近い腸活と言えるでしょう。

善玉菌の代表である乳酸菌についてもっとよく知りたいとお考えの方は「乳酸菌とは？種類や効果、摂取できる食材・続けられるコツを解説」こちらの記事をご参考にされてください。

お通じをよくする効果がある

ビール酵母にはお通じを良くする効果もあります。

ビール酵母には食物繊維が豊富に含まれているからです。

食物繊維は水分保持作用があり、便に水分を行き渡らせ便の量、回数ともに増加させる効果があります。

また食物繊維は乳酸菌のエサになり、乳酸菌が増えることにより大腸の動きが活発になるのです。

便の水分量の低下と、大腸の動きの低下は便秘の原因になります。

ビール酵母に含まれている豊富な食物繊維は、便秘の解消にも役立つでしょう。

栄養不足を補う効果がある

ビール酵母は普段の生活で、不足しがちな栄養素を補給するのにも適しています。

ビール酵母には

• ビタミンB1：糖質の代謝
• ビタミンB2：脂質の代謝
• ビタミンB6：タンパク質の代謝
• 葉酸：赤血球の生成
• ビオチン：肌を正常に保つ
• アミノ酸：タンパク質の元
• カルシウム：骨の構成成分
• 鉄：赤血球の生成に役立つ

など様々な栄養素が含まれています。

なかでもビタミンB群は栄養素の代謝を上げるためにも、積極的に摂りたいビタミンです。

3大栄養素を効率的に代謝できないと、体重が増える原因にもつながるでしょう。

ビタミンやミネラルは食事からも摂取できますが、全て食事から過不足なく摂取するのは大変です。

ビール酵母を摂取すると、普段から意識せずとも不足しがちな栄養素を取ることができるのです。

ビール酵母はこんな方におすすめ！

ビール酵母はお腹周りの症状が気になる方に特におすすめできます。

他には

• 食欲が湧かない
• 様々な栄養素を気軽に摂取したい
• 疲れやすい
• 美容に良いサプリメントを摂りたい
• 腸活にプラスしたい

ビール酵母には肌の新陳代謝に必要な「核酸」という成分も含まれています。

肌のターンオーバーが正常化されれば、古い角質が除去されるためシワの予防、シミの除去などの美肌効果も期待できます。

美容のサプリメントとしてもビール酵母は注目されているのです。

生き生きと元気になりたい方、美容に効くサプリメントをお探しの方。

これらに当てはまる方は積極的に摂取するのをおすすめします。

ビール酵母FAQ

様々ないい効果が認められるビール酵母。

体にいい効果を期待して積極的に摂りたいところですが、安全に摂取できるのでしょうか。

気になるポイントを解説いたします。

ビール酵母に副作用はありますか？

ビール酵母自体には副作用はありません。

ただし、食物繊維が豊富に含まれているため、過剰に摂取するとお腹がゆるくなることもあります。

またお腹の活動が活発になり、膨満感が出るという方もいらっしゃいます。

ビール酵母を摂取してからお腹がゆるくなる、お腹の不調が目立つようになったという方は一時服用を中止しましょう。

また極稀にビール酵母自体が合わない方もいらっしゃいます。

ビール酵母は大麦の成分を含んでいるため、大麦にアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。

体に湿疹が出た、急に息苦しくなったなどの症状が現れた方は、アレルギーの可能性がありますので直ちに中止しましょう。

妊娠・授乳中でも飲めますか？

ビール酵母は妊娠・授乳中でも安心して飲むことができます。

特に妊娠中の方にはおすすめできるほどです。

ビール酵母には胃腸症状からくる「つわり」を和らげてくれる効果もあります。

また妊娠初期に不足しがちな栄養素を補給できるのがビール酵母の良いところです。

特に葉酸が多く含まれているのがポイント。

葉酸を摂取することで赤ちゃんを守ることができます。

妊娠初期は赤ちゃんの体を作るため、活発に細胞分裂がおきています。

赤ちゃんだけでなく、お母さんの体の中でも細胞分裂が起きるため通常よりも葉酸の量が必要になるのです。

妊娠初期に葉酸が不足すると、赤ちゃんの細胞分裂が上手く行かなくなり先天異常を招いてしまうことも。

もちろんビール酵母の摂取だけで、赤ちゃんの安全がすべて守られるわけではありません。

しかしつわりというお母さんにとってつらいことや、赤ちゃんへの不安が一つでも減らせるならば積極的に摂取したいですよね。

服用に注意すべき条件はありますか？

ビール酵母には「プリン体」が豊富に含まれています。

プリン体の代謝がすすむと「尿酸」になり、尿酸の蓄積で激痛を伴う「痛風」という症状を招いてしまいます。

現在高尿酸血症で、薬を服用中という方には摂取をおすすめできません。

ビール酵母を摂取することで更に高尿酸血症がすすみ、痛風発作などの良くない症状が出る可能性が高まるためです。

また特定健診などの健康診断で、尿酸値が高いと言われた方は摂取する前に医師や薬剤師に相談しましょう。

お酒が飲めない人も飲めますか？

ビール酵母はお酒が飲めない方でも安心して飲むことができます。

ビール酵母という名前からどうしてもビールを想像してしまいますが、ビール酵母自体にはアルコールが含まれていないからです。

サプリメントタイプのビール酵母にはビールのような独特の風味が含まれていますが、アルコールは含まれていません。

ビールをたくさん飲んだからといって、ビール酵母を摂取できるわけではないのでサプリメントから摂取するのがおすすめです。

まとめ

ビール酵母について解説いたしました。

ビール酵母は、天然のマルチサプリメントと言っても過言ではないほど様々な栄養素を含んでいます。

元気でイキイキと活動したい方、妊娠中の方や授乳中で、安心して摂取できるサプリメントをお探しの方にはおすすめできます。

また注目したいのは腸活に有効であること。

豊富な食物繊維やプレバイオティクス効果があるため、非常に優秀な腸活補助サプリメントなのです。

Bフロンティアが開発した「cho'rism®️」は天然のビール酵母を含有。

医師・薬剤師が共同で開発した医療レベルでの腸活を体験できるサプリメントです。

ビール酵母だけでなく、乳酸菌も含まれているため「プレバイオティクス」と「プロバイオティクス」を統合した「シンバイオティクス」を実践できるサプリメントなのです。

「cho'rism®️」はファスティングのベースサプリメントとしてもおすすめできます。

ビール酵母の効果を気軽に体験したい方は、ぜひ一度お試しください。