こんにちは。株式会社スリーピースコーポレーションの薬剤師、菅野です。

クマザサという植物をご存知でしょうか?

ササは知ってるけど、クマザサは馴染みがないという方も多いかもしれません。

実はクマザサは、古来より健康維持や薬として活用されている身近な植物です。

そんなクマザサの健康効果を集めた「クマザサエキス」が様々なシーンで活用されています。

特に免疫力に敏感な昨今。

その免疫力アップの効果に、注目が集まっているのです。

本記事では「クマザサエキス」の持つ優れた効果を解説いたします。

クマザサエキスが気になるという方は、ぜひ参考にされてください。

クマザサエキスの効果とは?抗酸化作用・免疫力がアップするって本当?
広告
cho’rism®︎ 365日 ファスティングプログラムに出会って変わった!

クマザサエキスとは

クマザサエキスとは

クマザサエキスとは、クマザサという植物から抽出されるエキス剤です。

クマザサは主に日本やアジア地域で見られる植物であり、その特徴的な緑色の葉で知られています。

このクマザサを細かく刻み、水やアルコール、オイルなどで成分を抽出したのがクマザサエキスです。

クマザサと呼ばれている由来は、クマが冬眠から目覚めた時に好んで食べていたからと言われています。

クマザサは春になると野山でたくさん芽吹きます。

またクマザサには豊富に栄養がふくまれているため、冬眠から目覚めたてのお腹が空いたクマにはぴったりなのかもしれません。

クマが食べるだけでなく、人もクマザサを活用しています。

クマザサを切った断面から黄色い汁が分泌され、古くから染料や薬として利用されてきました。

豊富な栄養素と強力な殺菌作用などを初めとした、クマザサの持つ優れた効果を抽出したのがクマザサエキスなのです。

クマザサの成分

クマザサには、優れた成分が豊富に含まれています。

代表的なものを取り上げてみました。

多糖類

クマザサには多糖類が豊富に含まれています。

単糖類が複数連なって構成されているのが多糖類。

クマザサの多糖類は鎖状の構造をしています。

この多糖類は免疫力を上げる効果が確認され、様々なシーンで活用されています。

クロロフィル

クロロフィルは、クマザサの特徴的な緑色の成分です。

強力な解毒作用や殺菌作用、抗酸化作用があり、血液循環を促進する効果も期待されます。

また消臭効果も認められていて、口臭を抑える効果を持つのが特徴的です。

フェニルプロパノイド

フェニルプロパノイドは、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。

クマザサの特徴的な匂いの主成分とされています。

血管の健康を保ち、抗炎症作用や抗アレルギー作用もあります。

ミネラル

クマザサには、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。

これらのミネラルは、健康な骨や皮膚を維持するために必要な成分です。

ビタミン

クマザサには、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンも含まれています。

これらのビタミンは、肌の健康や免疫力の向上に寄与します。

またビタミンKが豊富に含まれているのも特徴的です。

ビタミンKは骨の健康を維持するなど、とても良い効果があります。

しかし、ビタミンKはワルファリンという薬の効き目を弱くしてしまいます。

ワルファリンなどの血をサラサラにする薬を服用中の方は、注意が必要です。

クマザサエキスの効果

クマザサエキスに含有されている成分は、健康づくりに役立つものが豊富に含まれています。

各成分の持つ代表的な効果を確認していきましょう。

広告
cho’rism®︎ 365日 ファスティングプログラムに出会って変わった!

抗酸化作用

抗酸化作用

クマザサエキスには、強力な抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、体内の酸化ストレスを軽減し、細胞を守る働きです。

酸化とはいわゆる体が「サビて」しまうような状態を指します。

これは活性酸素と呼ばれる過酸化酸素が体の中を酸化させることで、引き起こされてしまうのです。

この活性酸素が過剰に蓄積すると細胞や組織にダメージを与え、老化や疾患の原因となります。

クマザサエキスにはフェニルプロパノイドなどのポリフェノールや、ビタミンCなどの強力な抗酸化作用を持つ物質を含むため、抗酸化作用が期待されています。

抗炎症作用

クマザサエキスは、抗炎症作用も期待できます。

炎症とは私たちの体が外部からの刺激や異物、感染などに対して反応する自然な生体防御反応の一つです。

炎症反応は免疫には重要な働きを持ちますが、炎症が自身の細胞などに広がると不具合が起きてしまいます。

クマザサエキスには、この炎症作用を抑制する効果が期待できるのです。

クマザサエキスに含まれる、クロロフィル、フェニルプロパノイドなどの成分が相互に働き、抗炎症作用を発揮します。

炎症作用は皮膚、関節、内臓など様々な部分で発生してしまいます。

これらを改善することで、過剰な炎症反応から身を守ることが出来るのです。

血糖値の調節

クマザサエキスには、血糖値の調整を行う効果も期待できます。

クマザサエキスの中に、リグニンという食物繊維が含まれているからです。

食物繊維は、小腸からの糖分吸収を穏やかにする効果があります。

急激な血糖値の上昇は、すい臓に負担をかけ、糖尿病の発症リスクを高めてしまうのです。

クマザサエキスの持つ血糖値の調整効果は、健康づくりに役立ちそうですね。

血圧の調節

クマザサエキスには、血圧の調整効果も期待できます。

この効果には食物繊維であるリグニンと、クマザサの緑の色素であるクロロフィルが関係しています。

食物繊維はコレステロールを吸着する働きがあり、血管へのコレステロールの付着を防ぎます。

この効果により、血管の健康が維持され、血圧の調整につながるのです。

またクロロフィルも同様に、血中コレステロール値を下げる効果が認められています。

コレステロールは細胞を作る際に必要なものですが、過剰に血中にあるとアテローム硬化を形成し、動脈硬化が進んでしまうのです。

このため食物繊維やクロロフィルのような、血中コレステロールを下げる成分は血管の健康の維持に働き、ひいては血圧の安定につながるのです。

アテローム硬化

血管内皮内に、LDLコレステロールなどが付着し粥状の形成物を生成する。この形成物をプラークと呼び、プラークが蓄積すると血管の壁が厚くなり、血管の弾性が失われる。

抗菌作用

クマザサエキスの抗菌作用は強力です。

クマザサエキスに、安息香酸という有効成分が含まれているからです。

安息香酸は、細菌やカビの仲間である真菌の増殖抑制効果が認められています。

この優れた効果から、食品添加物の防腐剤としても使われるほどです。

またクマザサエキスには歯周病予防効果も。

クマザサエキスをうがいすることで、歯周病菌の増殖抑制効果が認められました。

クマザサエキスは、私達の衛生的な生活環境づくりにも役立ちそうですね。

参照…クマザサ抽出エキスの口腔内細菌に対する効果

免疫強化作用

クマザサエキスには、免疫細胞へ良い影響があることもわかってきました。

免疫力を強化する作用は、クマザサエキスの中に含まれる多糖類が主な役割を果たしています。

動物実験では、クマザサエキスを投与されたマウスは免疫を司る細胞であるT細胞の増殖が確認されました。

またクマザサエキスには豊富にビタミンCが含まれています。

血液の中には様々な血球が存在していますが、免疫を司るのは白血球。

この白血球の働きを助けてくれるのがビタミンCなのです。

クマザサエキスに含まれる多糖類、ビタミンCなどが総合的に働き、免疫力を強化してくれます。

参照…熊笹エキスのマウス免疫担当細胞への影響

美肌効果

美肌効果

クマザサエキスには美肌効果も期待できます。

これは、クマザサエキスの持つ抗炎症作用と抗菌作用が関係しています。

肌に炎症が起きていると適切なターンオーバーが起こらず、肌荒れを起こしてしまいます。

肌荒れを抑えるクマザサエキスを活用することで、美肌に一歩近づけるのです。

またビタミンCはメラニンの生成を抑制し、美白効果をもたらすことも。

また、多糖類をたっぷり含んでいるので肌の保水力も上げることが出来ますよ。

抗ストレス作用

クマザサエキスには、抗ストレス作用も期待できます。

これはクマザサエキスが、豊富に食物繊維を含んでいることが原因でしょう。

食物繊維は善玉菌の餌になり、腸内環境を改善するからです。

善玉菌の増殖は、ストレス軽減につながります。

ストレスは免疫力低下も引き起こすため、クマザサエキスは精神面の安定にも良い効果をもたらしそうです。

Asa-jureにもクマザサエキスが使用されています

クマザサエキスについて解説いたしました。

クマザサエキスの持つ優れた免疫力アップの効果は、現代社会では欠かせないものではないでしょうか。

できれば上手に生活習慣に取り入れたいもの。

ファスティングのベースサプリメントである「Asa-jure」にもクマザサエキスを配合しています。

朝食置き換えファスティングなどで、気軽に取り入れやすいのも良いポイントです。

クマザサエキスの優れた効果を取り入れるためにも、ぜひ一度お試しください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA